やってきた? いや、買ってきた? いや、やってしまった・・・?
先月から空冷ビートルにお熱で、毎日ヤフオクやメルカリ、一応グーネットなども徘徊していましたが、
早くも予算内の理想が出てきてしまいました・・・
76年のキャブ最終、ビッグテール、ヤナセ物、ほぼオリジナルな内外装、そしてサイドデカール付きのロフテングリーン。
見た瞬間、運命を感じてしまいました。
ちょっと無理すれば・・・な即決価格。
ただ、ヤフオクの出品でめっちゃ遠方。
現車確認はまず無理なので様子をみてると、増えるウォッチと質問数。
1週間悩みに悩んで、ほぼ購入前提の現車確認に行くことに。
お目当てのビートルに会いに行くには、新幹線に乗らないといけません。
始発で小川町を出発し、大宮からこまちに乗車。
仙台を過ぎ、盛岡ではやぶさと分かれて日本海側へ。
まさか新幹線の車窓からこんなにきれいな川が見られるとは。
田舎道をひたすら西に進みます。
小川町から6時間、ようやく到着しました。
秋田県です。
出品者さんがビートルで駅まで迎えに来てくれていました。
聞いていたとおりの状態の良さ。
少しサービスしてもらい、ほぼ即決で購入してしまいました。
車検が1年以上残っていて、オーナーさんがそこそこ整備をしてくれていたのが決め手です。
さて、秋田で買ってしまったので、埼玉まで乗って帰らなければいけません。
それは買う前から分かっていたことですが、ルートで直前まで悩みました。
・新潟経由の関越道ルート・・・560km
・仙台経由の東北道ルート・・・660km
どちらも到着時間はほぼ一緒。
日本海を見ながらドライブもいいかな~と思いましたが、体と車への負担を考えて高速オンリーにしました。
12:20頃、秋田中央インターから秋田道へ。
もちろん初めて走ります。
めちゃめちゃいい天気。
10年前のビートルの感覚がよみがえります。
最初の大森パーキングでトイレ休憩。
スプリングシートは快適で、サスも思ったよりヘタっていないようで安心です。
秋田道は1車線区間があるので緊張します。
ふとタイヤの空気圧を見ていないことに気づき、錦秋湖サービスエリアのGSで給油ついでにチェック。
旧車好きな店員さんに話しかけられ、しばし雑談。
レア車がいてもまず自分から話しかけることはないですが、話しかけられるのは嫌いではないです。
途中、法定速度で走るトラックを発見したので先導してもらいます。
秋田道のほぼ半分の距離をランデブーしました。
東北道まで秋田道を120km走り、まだまだ快調なビートル。
仙台までが思ったより遠く、少しペースアップ。
ヤナセ物だからでしょうか、時速100キロ超えるとブザーが鳴ります。
このビートルは1600ccのAS型エンジンですが、
以前乗っていたD型1200ccより、あきらかにパワーがありますね。
基本は走行車線で90キロ~100キロ巡行、トラックの追い越し時にもうちょっと、、
といった走り方でも全く問題なしです。
登板車線でも100キロをキープでぐいぐい上ってくれるのでストレスがありません。
アクセルも重いですがオルガンタイプなので、足への負担も少ないかも知れません。
ここまで300kmほど走ってきましたが、まだまだドライブ感覚です。
ただ、AMラジオしかついていないので退屈です・・・
福島に入るころには、日が傾いてきました。
那須高原サービスエリアで2回目の給油です。
燃費は・・・14.8km/L、非常に優秀です。
ハイオクですが・・・
那須高原サービスエリアを出るころにはすっかり暗くなりました。
残り約200km、先を急ぎます。
シートのスプリングが柔らかく、まだお尻が痛い感じはありません。
宇都宮を過ぎ、岩舟JCTから北関東道へ入ります。
最後の休憩場所は太田強戸パーキングエリアでした。
トイレだけ済ませてさっさと帰ります。
興奮状態なので、朝から缶コーヒーとチョコレートしか食べていませんでした。
高崎JCTから関越道に入り、ようやく花園インターが見えてきました。
9時間ぶりの下道です。
高速よりも、50キロ~60キロで流すほうが気持ちいいです。
21:30、無事に帰宅できてホッとしました。
走行距離・・・658km
所要時間・・・9時間30分
片道では今までで最長距離を走りましたが、シートが優秀なのかお尻はまったく問題なし。
疲労感もそれほどではありません。
長くて20分の、5回の休憩のみでこの距離を走り切ってくれたビートルに感謝!
おわり